AIっぽい文章を自分の言葉に直す|書き換え例文10
「自分で書いたのにAIっぽいと言われた」「AIに手伝ってもらった下書きを、自分の文章に仕上げたい」。 そんなときに役立つ、AIっぽい文を自分の言葉に直す例文を10組紹介します。 どの例も、ポイントは「言い回しを変えること」ではなく、自分にしか書けない情報を足すことです。
書き換えの基本ルール
- 一般論を、具体的な場面・数字・人に置き換える
- 「重要です」「言えるでしょう」で終わらせず、自分の理由や気持ちを書く
- 同じ長さ・同じ文末の文を続けない
1. 「近年」で始まる書き出し
Before近年、スマートフォンの普及により、私たちの生活は大きく変化しています。
After祖母が先月スマートフォンに替えてから、毎朝わたしに天気のスクリーンショットが届くようになった。
背景説明から入るのではなく、テーマに関わる身近な出来事から始めると、一文目で読み手を引きつけられます。
2. 「〜が重要です」という結論
Beforeしたがって、日頃からコミュニケーションを大切にすることが重要です。
Afterだから私は、忙しい日でも、帰り際に一言だけ同僚に声をかけるようにしている。
「重要です」を、自分が実際にしている行動や、これからすることに置き換えると、結論に重みが出ます。
3. 「様々な」「多くの」でぼかす
Beforeアルバイトでは様々な経験を通して多くのことを学びました。
After居酒屋のアルバイトで、注文を復唱するだけでミスが目に見えて減ることを知った。
「様々」「多く」が出てきたら、その中から一つだけ選んで具体的に書きましょう。
4. メリットとデメリットを並べるだけ
Beforeオンライン授業には、場所を選ばないというメリットがある一方で、集中力が続きにくいというデメリットもあります。
Afterオンライン授業は通学時間がなくて楽だった。ただ、自分の部屋だとつい机の上のスマホに手が伸びて、90分のうち半分も集中できなかった日もある。
両論を並べるだけでなく、自分がどう感じたかを書くと、立場がはっきりします。
5. 「さらに」「また」の連続
Beforeまず、運動は体力を向上させます。さらに、ストレスの解消にもつながります。また、睡眠の質も改善されます。
After週に2回走るようになって、最初に変わったのは寝つきだった。体力がついたと感じたのは、その1か月ほどあとだ。
接続詞で順番に並べるより、実際に起きた順や気づいた順に書くと自然な流れになります。
6. 3つセットの列挙
Before読書には、知識の習得、語彙力の向上、想像力の育成という3つの効果があります。
After本を読んでいちばん良かったのは、知らない言葉を調べる癖がついたことだと思う。
3つ並べたくなったら、本当に伝えたい1つに絞って深く書くほうが印象に残ります。
7. 抽象的な志望動機
Before貴社の革新的な取り組みに魅力を感じ、自身の成長につなげたいと考え志望いたしました。
After説明会で、新人が入社2年目で地域の店舗改装を任されたという話を聞き、早くから現場で判断する経験を積めると感じて志望しました。
どこで何を見て、なぜ惹かれたのかを書くと、その会社でなければならない理由になります。ESについてはESをAIで書くときの注意点も参考にしてください。
8. 感想が「〜と感じました」だけ
Beforeこの本を読んで、命の大切さについて深く考えさせられました。
After主人公が最後に弟の手を離さなかった場面で、去年入院した父のことを思い出し、しばらくページをめくれなかった。
どの場面で、何を思い出し、どう感じたかを書くと、感想が自分のものになります。読書感想文とAIの記事もあわせてどうぞ。
9. 丁寧すぎるビジネスメール
Before平素より大変お世話になっております。先日はご多忙のところ貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
Afterいつもお世話になっております。昨日はお時間をいただきありがとうございました。ご提案いただいた発送日の前倒しについて、社内で確認し、金曜までにご回答します。
あいさつを短くして、相手が知りたい「次に何が起きるか」を書くと、伝わるメールになります(ビジネスメールをAIで書くときの注意点)。
10. 教科書的なまとめ
Beforeこのように、環境問題は私たち一人ひとりが意識して取り組むべき課題であると言えます。
After正直に言えば、レポートを書くまでマイバッグを持ち歩いたことはなかった。まずは来週の買い物から試してみる。
まとめで新しい一般論を言うより、書く前と後で自分の考えがどう変わったかを書くと、文章全体が締まります。
書き換えたら、もう一度チェック
書き換えた文章は、AI文章チェッカーでもう一度判定してみましょう。 数字が下がることよりも、読み返して「自分が書いた文章だ」と思えるかが大切です。 結果の読み方はAI判定結果の見方で解説しています。
よくある質問
書き換えるときに、AIに「人間らしく直して」と頼むのはどうですか?
表面的な言い回しは変わっても、具体的な経験や考えは増えないため、内容の薄さは残ります。この記事の例のように、自分にしか書けない情報を足すのがいちばん確実です。
自分には書けるような特別な経験がありません。
特別な経験である必要はありません。「昨日コンビニで見かけた」「授業でこう言われて驚いた」など、日常の小さな場面で十分です。具体的であることが大切です。
書き換えたら文章が長くなってしまいました。
具体例を足したぶん、一般論の文を削りましょう。「〜は重要です」「様々な〜があります」といった文は、具体例があれば不要なことが多いです。